皆様, こんにちは “ Esprit ” の Fujii です。
Esprit の 靴作りに対する 職人のこだわりとその技術の高さ, elegant を追い求める 私のデザインへのこだわりに
ついては、前回までのブログでご理解頂けたと思います。
本日は “ Esprit ” Quality ! シリーズ 最終回 <革素材の巻> と題してお話しさせて頂きます。
Esprit では FRANCE < アノネイ社 > のボックスカーフを使用しております。
ご存じの方も多いと思いますが < アノネイ社 > は、フランス中南部の “ ANNONAY ” という町唯一の
タンナー(皮革製造業者) です。 ※ 最盛期には、200社ものタンナーがあったそうです。
フランスの原皮のみにこだわる アノネイ社のボックスカーフの特徴は
・繊維が密で, 表面のきめが細かく“ 革 ” 本来の柔軟性に富んでいる。
・滑らかでありながら, コシとハリがあり、足馴染みが良い。
この アノネイ社のボックスカーフは、最高級と呼ばれる多くの靴ブランドが こぞって使用しています。
Esprit パターンオーダーの魅力の一つに、全てのデザインに対し, お客様のお好みの色でお作りする “ パティーヌ ”
がございます。
アノネイ社のボックスカーフに 職人が丁寧にクリームを塗り重ねてゆき, 味わい深いラグジュアリー
な1足が誕生します。
また、カラーサンプルから お色をお選び頂くわけですが, 厳密に言えば、全くの同色, 濃淡, ムラ感 が
再現されるわけではありませんので、ある意味, 唯一無二 となります。
それでは、パティーヌ・カラーサンプル 全18色をご覧ください。
左から
・ノワール (BK-01)
・ブルーノ ワール (BK-02)
・ルージュ ノワール (BK-03)
・ビオレ ノワール (BK-04)
左から
・ダーク ブラウン (BR-01)
・アンティーク ブラウン (BR-02)
・ショコラ (BR-03)
・マロン (BR-04)
・アンティーク マロン (BR-05)
・グラデーション マロン (BR-06)
左から
・ボルドー (RE-01)
・アンティーク ボルドー (RE-02)
・KAKI(柿色) (OR-01)
左から
・ナス紺 (NV-01)
・ナス紺 グラデーション (NV-02)
・ナス紺 ムラ (NV-03)
左から
・ブルー (BBU-01)
・アンティーク ブルー (BU-02)
また、職人が絵画を描くが如く 色を付けていく アウトソールも Esprit の特徴的な魅力です。
まずは、半カラスからご覧ください。
写真では分りづらいですが、左は 深いワインレッド ・ 右は 柿色 × ダークブラウンでの色付けです。
左は 深いパープル ・ 右は グレー × ブラックでの色付けです。
続いて, カラス仕上げをご覧ください。
左は グラサージュな色付けのダークブラウン ・ 右は グラサージュな色付けのパープルです。
手塗りによる濃淡は、もはや芸術の境地!!
シャイニーなブラックが, なんとも妖艶です。
アウトソール(半カラス・カラス)の色付けは、お客様からのリクエストがない場合, 職人のインスピレーション
(アッパーカラーやシューレースの色などから)で、色付けさせて頂いております。
その際は 『お任せ!』と, お申しつけください。
さて、本日の楽曲ですが、 何故, この曲を選曲したか?
お分かりになられた方は、かなりの JAZZ通ですね。
a bientot !