こんにちは, Esprit の Fujii です。
D’or Collections の ハンドフィニッシュ 全7色を ご紹介する ～ D’or 7color’s ～ 。
最終回は (07) Le Corbeau ｛ ル・コルボー ： 黝 （あおぐろ) ｝ です。
Le Corbeau は フランス語で “ カラス ” を意味します。
カラスと言えば、黒一色というイメージですが、よ～く観察すると その羽は 青や藍色、紫、緑 などの
光沢を帯びて見えます。
これは、羽毛の表面の微細な構造色（と言うもの）が、光の干渉を起こすことで生じるそうです。
また、雨などで濡れると、表面の羽毛が水分を含んで寝た状態になり、表面が滑らかになることで
乱反射が減り, 一層 “黒み” が増して見えるのです。
光沢とのコントラストで その黒が より映えて見えることから “烏の濡羽色” や “濡羽色” と言う
女性の美しい黒髪を形容する色名の１つになりました。
「 黒髪のみだれもしらずうちふせば まづかきやりし人ぞ恋しき 」
黒髪も乱れたまま床にうち伏せていれば、昨日の夜、私のこの黒髪をかき上げてくれたあの人のことを思い出す。
これは 平安の美女, 和泉式部が恋の苦しみを情緒豊かに歌った恋歌ですが、日本では万葉集の時代から
黒く美しい髪を通じて、女性の美をたたえる表現が登場します。
中でも 「濡羽色」 は、濡れたような艶を伴った美しい女性の黒髪を カラスの黒い羽色になぞられたもので、
色として説明される場合は「青みを帯びたつややかな黒」などとされています。
Esprit D’or Collection’s では、その「濡羽色」を (07) Le Corbeau ： 黝 （あおぐろ) として、
青みを帯びた妖艶な黒で表現しました。
上の写真のように, ナイトシーンや室内では 一見, 普通の “ 黒 ” に見えます。
しかし、自然光の下では 何とも言えぬ 艶っぽい “ 黒 ” なのです。
ピントが・・・
そして、他の黒靴と並ぶと
“ 黒 ” とは明らかに異なる, まさに “ 青みを帯びた 妖艶な黒 ” なのです。
On Business にも使える (07) Le Corbeau ： 黝 （あおぐろ) で、妖艶な黒靴を！
a bientot !
