~ 究極 ~

2019 年 6 月 23 日 日曜日


こんにちは, Esprit の Fujii です。

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本日は、6年に渡り Esprit Dress Shoes を オーダー頂いている

お客様の〝 究極 のドレスシューズ 〟をご紹介致します。



2019年1月

お客様より 『6月の結婚披露宴で履く〝 Mathilda(マティルダ)〟を作りたい』

と、おめでたいメールが!!

アッパーカラー並びに、細かい仕様は、添付頂いたdinner jacket に合わせ

全て〝 お任せ 〟との事でした。

ちなみに添付頂いた画像がこちら



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そこで私は、迷う事なく ドイツの高級革タンナー〝 WEINHEIMER (ワインハイマー社)〟の

ベルベット・ボックスカーフの黒を選びました。


WEINHEIMER(ワインハイマー社)は、名だたるハイブランドが使用する高級カーフとして

有名で、特に〝 黒革 〟には定評があります。

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中でも、今回使用した ベルベット・ボックスカーフの黒は、その黒 が〝 際立つ 〟為

Esprit Grande Collectionで使用する(仏)アノネイ社のボックスカーフ(ヌメ革)以外で

唯一, 標準カラー〝 (01) NOIR 〟としている最高級カーフです。


その〝 際立つ黒 〟は、他のタンナーの黒革と比較すると明らかです。

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左 : WEINHEIMER ベルベット・ボックスカーフ
右 : 某タンナー ボックスカーフ

革から発せられる光沢と、黒の深みは別格です。



そして、今回の Mathilda を〝 究極のドレスシューズ 〟にすべく

他の仕様を詰めていきます。


アウトソールは 総カラス仕上げに。

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披露宴後にもお履き頂けるようヴィンテージスティールを装着しました。

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ライニング(内張革)も黒革で。

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インソック(中敷)も黒で。

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通常、インソックは〝 半敷( half length sock)〟と言う、踵から土踏まずにかけて

敷く仕様ですが、今回は〝 究極のドレスシューズ 〟にすべく、踵から爪先までの

全敷き 〟仕様にしました。


〈半敷〉
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〈全敷〉
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外から見える箇所ではありませんが、全てを〝 〟で統一することで

全体が締まって見えます




こうして完成した〝 究極のドレスシューズ 〟Mathilda がこちらです。

レベルソ仕立てのキャップトゥ

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チャネル仕上げのアウトソール。

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ヒールカップはもちろんシームレス

そして Esprit 独自の “ くびれピッチドヒール ” 。

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白のdinner jacket の足元を飾るに相応しいエレガントな一足

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最後の仕上げに、披露宴でお使い頂く為の エレガントな黒のSATIN SHOELACE

をお付けしました。

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これでパーフェクト!



後日談・・・

式を終えたお客様から、以下のメールを頂戴しました。


ブライダルスタッフから “ Mathilda ” の情報を聞きつけた

ホテルのスタッフ達が、代わる代わる靴を見に来ていました。

常にブライダルファッションに接する人達の注目が集まり、とても面白かったです。




靴屋冥利につきるお言葉でした。 感涙!!

どうぞ 末永くお幸せに♡

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À bientôt !

~ Reverso ~

2019 年 6 月 2 日 日曜日

こんにちは, Esprit の Fujii です。

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本日は、紳士靴の王道 〝 内羽根式キャップトゥ 〟のお話です。



紳士靴の中で最もフォーマルとされる黒の内羽根式キャップトゥ。

夜間の礼装を除く、全てのフォーマルシーンに合わせることができる、

最もドレスコードの高いデザインです。


Espritのキャップトゥ(Grande Collection : Mathilda / D’or Collection : ML-F02-02)は、

更に上を行く Reverso (レベルソ)仕立てです

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Reverso (レベルソ) とは、ラテン語で『反転する』を意味します。

トゥキャップはもちろん レースステイやサイドラインの曲線部、更には

履き口のトップラインに至るまで、一切のステッチを表に出さないよう

革を折り返し縫い付けるレベルソ仕立ては、通常の倍以上の縫製時間と

高度な職人技を必要とします。



一般的なキャップトゥと比較すると、その差は歴然です。


某ブランドのキャップトゥ
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Esprit D’or Collection のキャップトゥ
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某ブランドのトゥキャップ部
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Esprit D’or Collection のトゥキャップ部
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某ブランドのレースステイ部
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Esprit D’or Collection のレースステイ部
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某ブランドのサイドラインの切り返し部 (画像、小っちゃ!!
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Esprit D’or Collection のサイドラインの切り返し部
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Esprit Dress Shoes の極めつけは、タン(舌革)にさえも、その縫い糸を見せません。

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スタンダードかつシンプルゆえ、その差がつきにくい〝 内羽根式キャップトゥ 〟

において、Esprit は圧倒的な存在感を発揮します。

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これぞ〝 究極のエレガンスシューズ 〟です!

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Espritなら、王道の黒(正確には〝黝〟)から ラテンセクシーな

6色のハンドフィニッシュカラーまで、お好みでお楽しみ頂けます。

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貴兄の足元も、色気とエレガンスに満ちた〝 究極のエレガンスシューズ

で飾ってください。



最後までお付き合い頂きありがとうございました。

À bientôt !

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